子どもが小学校に入学をして、麹町で骨盤矯正を受けてまだ間もないころのことでした。子育てサイトやブログでの情報がまだ少なく、私はフルタイムで仕事をしており、また、核家族でそばにサポートをしてくれる人もいなくて、毎日の生活を送るのが精いっぱいのころでした。それでも、それなりに子どものことは気にかけて、たとえば、学校の準備物品、宿題など、必要なことはしていたつもりでした。
ですが、ある日、学校の担任の先生からご連絡をいただくことがありました。自分の上靴を隠して、上靴がない、と先生に申し出たけれど、それが二回目で、どうも自分で隠しているのではないか、と思わる、ということでした。
先生いわく、きっと、先生が一緒に探してくれる、ということで、かまってもらいたいから、ではないだろうか、と。先生は、私がかまってやらないから、という言い方ではなかったですが、私には、先生から、もう少し気にかけてやってほしい、とおしかりをいただいているような聞こえ方がしました。
子どもには、この件、叱るというようなことはせず、ただ、そこからは、できる限り、話を聞いてやるように努力しました。かわいそうなことをしてしまった未熟な母の経験です。